この記事ではチャート分析に使用するテクニカル指標の中で、もっともメジャーと言っても過言ではない移動平均線について記事にしていきます。
なぜ、いきなり移動平均線?と思われたかと思います。それは私がこの移動平均線の見方を知ってから少しずつFXで勝てるようになってきたからです。
以前の記事にも書きましたが、私はFXを始めてから負けが続き今でも買ったり負けたりを繰り返していますが毎日勉強しながら少しずつリスクリワード比率を考えたトレードが出来るようになってきました。
今思えば、チャートを開けばポチポチと訳も分からずトレードしていた日々。そしてポチポチとトレードすればするほど損していきました。

なんでいつも思ったのと反対にチャートが動くんだよ~…
そんな時、移動平均線の見方を学び、どんな時にエントリーするべきか、はたまたしない方が良いかを判断できるようになりました。
私はまだまだ勉強している身です。すごく詳しい内容を求めていらっしゃる方には物足りないかも知れませんが、私と同じく初心者の方にわかりやすく書いていきます。
移動平均線の見方を学んで、一緒に勝率をアップさせましょう!
そもそも移動平均線って?
移動平均線は下図のように設定した一定期間の終値の平均値を結んだ線です!
移動平均線には3種類あります。(ちなみに図の移動平均線は単純移動平均線です)
- 単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
- 加重移動平均線(WMA:Weighted Moving Average)
- 指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
単純移動平均線(SMA)は名前の通り一番シンプルな平均線です。ただシンプルな分、相場の急な動きを捉えきれないというデメリットがあります。
加重移動平均線(WMA)は単純移動平均線のデメリットに対応する為に、直近の価格に比重を置いた平均線です。
指数平滑移動平均線(EMA)は加重移動平均線をさらに進化させた平均線です。相場の動きをいち早く反映させてくれます。しかし、ダマシが多いのがデメリットです。
ちなみにどれが一番良いかというのは、それぞれ良い所・悪い所があり一概には言えません。ただ、世界的に見るとEMAを使用しているトレーダーが多いそうです。初めて移動平均線を利用される方はEMAが良いかも知れません。ちなみに私はSMAを利用しています。
何故かというと、私が使用しているFX会社のチャートではSMAがしっかりとローソク足の動きに反応しているように個人的に感じたからです。
ただ、プロのトレーダーが初心者に推奨しているのはEMAなのでお好みで試してみて頂くと良いかも知れません。
移動平均線の期間の設定はどうすれば良いの?
移動平均線の期間は主に下記のように設定している方が多いようです。
- 短期線 5日・15日・25日
- 中期線 50日・75日
- 長期線 100日・200日
初心者の方は、まずこの期間設定に悩まれると思います。結論としては、短期は5日・15日、中期は50日・75日、長期は100日か200日の中から一つずつどれを選んでも問題ありません。
移動平均線の期間は、世界中のトレーダーによってどの期間を採用しているかはバラバラでわかりません。全員が同じEMAの50日線だけを見ているという事はないのです。だから、ある程度目安として上記の期間を好みで設定してOKです。
最適な数値に設定する事はほぼ不可能と言って良いと思います。それであれば、色々と試してみてどの期間で設定する事が自分のトレードに合っているかを見つけていくのが最適かと思います。
ちなみに私は携帯アプリを利用して取引を行うことが多いですが、短期15日・中期50日・長期100日が今のところ一番トレンドを把握しやすいと感じています。
移動平均線の使い方
それでは移動平均線の使い方(見方)について説明します。
- 移動平均線の向き
- 移動平均線の角度
- 移動平均線とローソク足の位置
この3点に注意しながら見ていきます。移動平均線の向きについては現在のトレンドが上昇なのか下降なのか、レンジ(横ばい)なのかを判断するのに使います。初心者のうちはトレンドの方向性に合わせてトレードを行うのが勝ちにつながります。
角度は、トレンドの強弱を図る目安にします。移動平均線の角度が急であればそのトレンドが強い事がわかります。反対に角度が緩やかであればトレンドが弱い事がわかり、トレンドが終わろうとしている事がわかります。
エントリーポイントの判断!
移動平均線の向きや角度を確認した上でエントリーするポイントとしての最終判断はローソク足の位置関係になります。
移動平均線とローソク足の位置関係はいくつかのパターンに分けられます。
- 上昇トレンドの移動平均線でローソク足が移動平均線よりも上にある
- 上昇トレンドの移動平均線でローソク足が移動平均線よりも下にある
- 下降トレンドの移動平均線でローソク足が移動平均線よりも下にある
- 下降トレンドの移動平均線でローソク足が移動平均線よりも上にある
- レンジ相場の移動平均線でローソク足が移動平均線よりも上にある
- レンジ相場の移動平均線でローソク足が移動平均線よりも下にある
1は非常に強い上昇トレンドを現していて、この状態の時は上昇トレンドが続くことが多いです。3は下降トレンドが強い事を現しています。
2と4は為替のレートと移動平均線が逆になっていて、トレンドが強い時にはレートは移動平均線に引き寄せられます。ローソク足と移動平均線が離れすぎるとローソク足は移動平均線に引き寄せられるのです。
5と6はレンジ(横ばい)相場なので、初心者の方はエントリーするのはあまりおススメできません。私もレンジではエントリーしません。
私は移動平均線の見方がわからない時、上昇トレンドでローソク足が移動平均線の上にあり続けている時に「売り」でエントリーしたり、レンジ相場で訳も分からずエントリーしたりとめちゃくちゃやっていました。その時の損失が今でも響いています…。
エントリーポイントとして、私のような初心者は上昇トレンドは「買い」。下降トレンドは「売り」。レンジではエントリーしない。これを徹底していくことが大切です。
FXだけでなく、どの投資でもテクニカル分析は応用できる。
私はFXどころか投資は全くの初心者でした。そんな中初めて始めた投資がFXです。テクニカル分析が出来るように様々な指標を学んでいますが、株式投資のチャートを見た時に驚きました。

あれ?株式投資のチャートもテクニカル指標が同じだ!!
この発言だけですでに恥ずかしいですが、そんなことも知らんかったのです。そんな素人中の素人の私が今一生懸命投資を学び少しずつFXで勝てるようになってきました。FXは投資ではなく、投機(ギャンブル)だという意見もありますが、しっかりとルールを守って挑戦していればきっと立派な投資になると私は感じています。
まとめ
この他にもストキャスティクスやMACDなど様々なテクニカル指標がありますが、私は移動平均線の見方がわかってからトレンドを正確に把握できるようになり負けが少なくなりました。
なんでも初めから上手くいく事はありません。失敗を繰り返しながら学んで、それでも諦めない人が大きな結果を勝ち取れると思っています。
「投資ってなんだか怖いな」「投資なんて一部の人しか勝てないでしょ?」と考えている方が多い中、成功している人はきっと今の私やこの記事をここまで読んでくださった方と同じように「初心者」から始めているのだと思います。
是非一緒に勉強していきましょう!
移動平均線の見方を学んだことでトレンドが把握できると思います。
- 移動平均線が右肩上がりは上昇トレンド
- 移動平均線が右肩下がりは下降トレンド
- 移動平均線に角度がなければレンジ相場
基本的には
- 上昇トレンドでは「買い」
- 下降トレンドでは「売り」
- レンジ相場は手をつけない

最後まで見てくださってありがとうございます!ではまた~!
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