入院して介護が必要になったら!入院中に準備しておきたい事!

入院介護

この記事では家族や親族が入院して、退院後には介護が必要になることが考えられる状況になったら、早めに準備しておきたい事や考えておくと良い事を書いていきます。

高齢者は一度の入院で急速に身体機能や認知機能が低下し、介護が必要になる事が少なくありません。それまで元気だった家族や親族が急激に弱っていく状態でなかなか冷静に先を考えられる方は少ないと思います。

退院後について、病院側からアプローチをしてくれれば良いのですが、中には何の相談もないままに急に退院を言い渡されるというケースも少なからずあります。そうならない為にはどうしたら良いのかをお伝えします。

スポンサーリンク

入院してすぐに行うべき事

まず、入院した原因疾患が何にあたるかを病院の医師に早めに確認する事をお勧めします。高齢者で入院が多い疾患やケガとして

  • 脳血管疾患
  • 悪性新生物(ガン)
  • 誤嚥性肺炎
  • 感染症(インフルエンザ・尿路感染症・ノロウィルスなど)
  • 骨折

基本的に、緊急入院の場合は「急性期病院」に入院になる場合が多いです。自宅から近い総合病院等にベッドの空きがあればそこに搬送されるでしょう(地域や状況によって異なります)。

誤嚥性肺炎や感染症であれば、治療が済めばすぐに退院になります。その間に身体機能や認知機能が低下してしまう可能性も十分に考えられます。その為、出来るだけ入院した高齢者の経過を把握しておく事をお勧めします。もし、少しでも普段と違う様子が見られたら早めに病院のケースワーカー(MSW)に相談しておきましょう。その際に、自宅に帰るにはどの程度の身体機能が必要かを伝えておくと良いです。

例えば、「玄関には高い段差があって、自分で歩いて登らないと自宅に入れません」「普段布団に寝ているので、一人で起き上がれなければ困ります」等の具体的な状況を伝えましょう。

早めにケースワーカーに相談しておくことで、退院が決まっても状態に応じて自宅での生活がすぐには難しい状況であれば、次の手を一緒に考えてもらえます。入院した病院が大きい病院であればあるほど、早めにケースワーカーと話をする機会を持っておくと良いでしょう。

脳血管疾患や骨折等の場合は、急性期病院で治療が終わった後にリハビリが出来る病院(回復期リハビリテーション病棟)へ転院する事をお勧めします。

回復期リハビリテーション病棟って何?

回復期リハビリテーション病棟とはリハビリをする為の病棟で、疾患に応じて入院期間が異なります。

回復期リハビリテーション病棟とは、脳血管疾患、骨盤・四肢の骨折などの適応の疾患がある。急性期治療終えて症状が落ち着いた方に集中してリハビリを提供する病棟。

回復期リハビリテーション病棟に入院できる疾患は

回復期リハビリテーション対象疾患発症から入院期間の上限
脳血管疾患 脊髄損傷 頭部外傷 くも膜下出血のシャント手術後 脳腫瘍 脳炎 急性脳症 脊髄炎多発性神経炎 多発性硬化症 腕神経叢損傷の発症後もしくは手術後の状態発症 または
手術後2か月以内
150日
高次脳機能障害を伴った重傷血管障害
重度の脊椎損傷
頭部外傷を含む多部位外傷の発症または手術後の状態
発症 または
手術後2か月以内
180日
大腿骨 骨盤 脊椎 股関節もしくは膝関節の骨折
または2肢以上の多発骨折
発症 または
手術後2か月以内
90日
外科手術または肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており 手術後または発症後の状態発症 または
手術後2か月以内
90日
大腿骨 骨盤 脊椎 股関節または膝関節の神経、筋または靭帯損傷後の状態受傷後1か月以内60日
股関節または膝関節の置換手術の状態手術後1か月以内

90日

引用-伊藤市民病院

回復期リハビリテーション病棟へ入院するメリットとして、リハビリ専門職の配置が充実しており1日3時間程度のリハビリを専門職とマンツーマンで行える環境にある事です。

90日~180日間を毎日リハビリ専門職とマンツーマンのリハビリを受けられる環境は、高齢者の予後に大きく関わってきます。また自宅に戻る準備期間としても最適です。

入院中に準備しておくことは?

回復期リハビリテーション病院(以下:回復期)へ入院されたら、退院の目途となる日を早めに確認しておきましょう。

例えば、大腿骨骨折が原因で6月に回復期へ入院された場合。最長で9月中の退院となります(※)。その間に介護保険を申請しておく事をお勧めします。

※経過に応じてそれよりも早まる場合や、ご本人・ご家族の希望で早期退院も可能。

介護保険の認定結果が下りていれば、自宅退院後の生活について早期にサービス利用調整等を進める事が出来ます。リハビリの経過も見ながら、主治医やケースワーカー、リハビリ専門職と退院後の生活について希望を伝えておきましょう。

遅くとも退院日の1カ月前には、退院後の生活を整える準備に入れるのが理想的です。あまりぎりぎりになってしまうと、退院日までに退院後のサービス調整が済んでいないという事もあります。家族が常に自宅にいて、対応できる状況であれば良いのですが、そうではない場合は十分注意が必要です。

まとめ

高齢者が入院した場合に気をつける点として

  1. 食事や排せつ歩行など、入院前と同様に出来そうか?
  2. 認知機能面の変化は?家族などをしっかりと認識できているか?

1.2の両方、もしくは片方でも入院前と変化が出ているようであれば、早期に介護保険の申請を行うことをお勧めします。

また病状に応じて、回復期リハビリテーション病棟のある病院へ転院する事をお勧めします。集中的なリハビリや退院後の準備期間としても最適です。

状況に応じて上記の通りに進まない場合もあると思います。その場合は、入院している病院のケースワーカーやお住いの地域の「地域包括支援センター」ケアマネジャーが付いている方であればケアマネジャーに相談してみてください。

カイゾウ
カイゾウ

最後まで読んで頂きありがとうございました。ではまた~!

コメント